人工知能に関する「よくある5の誤解」

2019年09月30日

テクノロジーの進化に伴って、人工知能がますます注目を集める一方、「人工知能の定義」と「人工知能は何ができるのか」についてまだ沢山の誤解が残っています。

特に最近、人工知能が人間の仕事を奪っていくというネガティブな意見が、大きな話題の一つになっています。皆さんも人工知能に仕事を奪われると不安になったことがありますか?

今回は、人工知能に関する最もよくある誤解を五つ挙げてみました。

 

1. 「人工知能は人間を必要としない」

AIベースのシステムは、依然として人間に依存しています。AI学習のほとんどは、実際にその活動を行う人間に関して収集したデータを基にしているのです。 さらに、AIシステムの活用は極めて狭い範囲に留まっており、ゲーミングやソーシャルメディア(SNS)のチャットで質問に答えるなど、主にルールや繰り返しに重点を置いています。

 

2.「人工知能は危険である」

AI は本質的に「危険である」という考えです。実際のところ、AIの危険性は、日常生活に既に存在する他のテクノロジーの危険性と同じレベルです。特定の問題を解いたり、ターゲットオーディエンスを惹きつける最適な戦略を特定するために過去のデータを分析したりする場合でも、大部分のAIシステムは依然として、単に指示に従うことができるだけです。

 

3.「人工知能は人間と同じレベルの知能を持つようになってきている」

ニューヨーク大学のゲイリー・マーカス教授 によると、「AIに関する最大の誤解は、人間と同じレベルの知能を持つAIの誕生が近いと考えられていることだと思います。まだそれには程遠い段階なのです。 音声認識のような特定の狭い分野は非常に大きな進歩を遂げましたし、五年あるいは十年前には想像できなかったような方法が開発されています。しかし、様々な問題について人間と同じように判断することができるマシンという観点で考えると、大きく進歩したとは言えません。人間は非常に柔軟性に富んでおり、一つのコンテキストで学んだものを別のコンテキストに応用することができるのです」

 

4. 「人工知能が職を奪う」

実際には、人工知能ベースのシステムに人間の役割を任せることを計画している企業はたった8%であると推定されています。それどころか、人工知能は新しい仕事を創造する可能性が高いのです。人工知能によって業務の負担が軽減され、人間は新しい製品やビジネスの設計・開発に取り組むことができるからです。歴史的に見ても、技術的な変化によって最初は雇用が減少しますが、新しい産業や分野が生まれることで最終的には雇用が増大しています。

 

5. 「人工知能が行なった作業と人間が行なった作業は常に見分けることが可能である」

これは最もトリッキーな誤解かもしれません。人工知能は既に経済記事やスポーツ記事、気象情報を書くために使われています。 海外ニュースのAP通信やワシントンポストさえも人工知能を使用しているのです。もっとすごいことに、人工知能を使って顔面部分を合成した「ディープフェイク」動画は、コンピューター生成であることを容易に見抜けないほど精巧にできています。

 

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