Microsoft HoloLens(ホロレンズ)とは

2020年10月23日

Microsoft HoloLens(ホロレンズ)とは

物を見るとき、外観だけでなく、全ての可動部分や構造、そして関連する全ての予備知識を見ることができる世界を想像してみてください。Microsoft社のHoloLens(ホロレンズ)を利用すれば、設計士は指でスワイプするだけで模型を構築したり廃棄したりすることが可能となり、エンジニアは即座に機器の診断を行うことができます。医師は、病歴やX線画像、バイタルサインなど全ての情報を患者の近くにリアルタイムに表示して手術を行うことができます。Mixed Reality(複合現実)テクノロジーを利用すれば、これら全てのこと、さらにはこれ以上のことが可能です。 

Virtual Reality(仮想現実)テクノロジーは、ソニーが消費者向けのPlayStation VRを発売して以来、主流になりました。その一方、Mixed Reality(複合現実)やAugmented Reality(拡張現実)は、いくつかのモバイルARゲームを除いて、一般にはあまり普及していません。しかし、様々な業界で活用されているMRヘッドセットは、今日のVRテクノロジーと同様に大きな可能性を秘めています。視標追跡や物体認識などのコンピュータビジョンプロセスを活用すれば、HoloLensなどのMRヘッドセットは近い将来、世界を変えるツールになるでしょう。 

VRは、ユーザーをデジタルな仮想世界に連れていきますが、Mixed Reality(複合現実)は、デジタル画像と実世界のデータをシームレスに融合して、ユーザー体験の強化をもたらすことが多いです。Mixed Reality(複合現実)とAugmented Reality(拡張現実)の間の線引きは明確ではありませんが、主な違いは、MR環境ではデジタルエンティティとやり取りすることができることです。Augmented Reality(拡張現実)では、実世界の実際の壁にデジタルポスターを投影できるだけですが、Mixed Reality(複合現実)では、普通のポスターと同じように、デジタルポスターを自分の手で壁から剥がし、回転させ、調整することが可能です。あなたが見ているのと同じ画像にリンクされたMRヘッドセットを着用していれば、他のユーザーがリアルタイムで、あなたがポスターに加えた変更を見ることができます。 

 

HoloLensで医療革新を実現

医療分野以外の人にはほとんど知られていませんが、画像誘導治療は世界中の多くの病院で利用されています。ライブCTスキャンや血管造影法など、2Dまたは3DのX線画像を利用すれば、医師の作業効率や患者の体験を向上させることが可能です。とはいえ、そのためには、医師が様々な処置を行う間、常に画面を見ている必要があります。 

 

HoloLensで建設業界の次なる革新

建設業界における次なる革新は、スタイルやデザインの変化ではなく、プロジェクトの調整・計画・実行方法における変化です。Microsoftは数多くのソフトウェアプロバイダーと提携して、世界中の設計士がHoloLensを利用できるようにしています。

2Dの設計図を建設現場に持ち込んで建築用部品について確認する代わりに、HoloLensを用いれば、設計士やプロジェクトマネジャーが現場を歩きながら、建設工事の段階ごとの完全な3D図面を見ることができます。開発計画の各段階のデジタル模型を実際の現場に投影できるので、マネジャーが進捗やスケジュールを管理するのに役立ちます。さらに、デジタル模型を構築しておけば、設計士が指で操作するだけで部品の変更や交換、模型の回転、領域の拡大・縮小を行えます。 

 

HoloLensでメーカーの生産性向上とダウンタイムの削減

職場でホログラムのチュートリアルを利用すれば、新人が実際の機器やトレーニング用プロトタイプを使って、安全かつ効率的に作業方法を学べます。新人の採用やトレーニングには通常、膨大な時間と費用がかかります。新人の側でも多くの場合、長いプレゼンテーションや動画を視聴したり、数時間にわたってマニュアルを読んだりすることが求められます。HoloLensテクノロジーを利用すれば、作業場のツールや機器に段階ごとの指示をリアルタイムで投影することができます。

さらに、HoloLensは、機器の動作状態やパフォーマンスなどのデジタルデータを機器の上に投影して、メンテナンスや修理にも利用できます。修理が必要な場合、HoloLensテクノロジーとDynamics 365 Guidesを組み合わせれば、HoloLensを着用している人の目を通して専門家が遠隔で不具合の原因を見極めることができます。その後、専門家は、デジタルアイコンを機器上に配置して、順を追った修理手順をリアルタイムで作成し、長年にわたる専門知識をHoloLensの着用者に提供することが可能です。上記のHoloLensの活用例は、単にMRテクノロジーの一部にすぎません。消費者市場およびエンターテインメント業界におけるMRヘッドセットの可能性は無限大です。

HoloLensなどのMixed Reality(複合現実)によって、拡張された新しい世界に向けた期待が膨らみます。Mixed Reality(複合現実)やAugmented Reality(拡張現実)テクノロジーは、物体認識や顔追跡などのコンピュータビジョンの要素を含む多種多様なAIおよび機械学習のコンセプトに基づいています。

 

HoloLensを日本語で使用する

HoloLensの第一世代もHoloLens2のいずれも、日本語で使用可能です。HoloLens第一世代の日本語版をインストールするには、Windows Device Recovery Toolというツールのダウンロードが必要です。Hololens2の日本語版を使用するには、セットアッププロセスにて地域(日本)及び言語(日本語)を設定できます。こちらも、詳細はマイクロソフト社のペルプページを御覧ください。

 

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